「DNS? とりあえず名前解決してくれるやつだべ??」
という浅い知識しか持ち合わせていなかった僕に、良い感じの知識のインプットをさせてくれたのが以下の本です。
【書籍版】DNSをはじめよう ~基礎からトラブルシューティングまで~ 改訂第2版
これ、ほんとめちゃんこわかりやすかったのでweb系絡んでて、
DNSようわからんでぇ〜という方はオススメです。
以下は自分で必要だと思ったところのメモなので、興味ある方はぜひ読んでみてください。
ドメイン名とWhois
ドメイン購入の金額はお店よって異なり、お店には大きく分けて2つの種類がある
ドメイン名を売るお店はレジストラとリセラの2種類
中間業者が増えるほど、そのお店が倒産してしまった場合のリスクが大きい
お店を選ぶ際は2年以降の金額(キャンペーンで初期価格が安いだけ)、
設定変更方法(管理画面から実行、メールでの依頼をしないといけない)などの確認を行なったほうが良い
TLD(トップレベルドメイン)
eample.co.jpや、yahoo.comの一番右側にあるjpやcomのことを指す
1つにつき必ず1つのレジストリ(登録管理組織)によって管理されている
.xxxはアダルトコンテンツ用に用意されたTLD、国によっては閲覧をブロックされる
「ドメイン」なのか「ドメイン名」なのか?
「example.co.jp」
example、co、jpとドットで区切られた部分をドメイン
example.co.jpといった名前をドメイン名という
www.example.co.jp
というドメイン名の場合は、ドットで区切られた部分をラベルという
※実際にドメイン名を買うドリルあり
Whoisとは
そのドメイン名を所有している組織や担当者の氏名、連絡先、ドメイン名の有効期限がインターネットで誰でも見られるサービスのこと
TLD1つにつき、必ず1つ存在しているレジストリがWhois情報を管理・公開している
- jpで終わるドメイン名を管理している.JPRSが提供する「Whois情報確認サイト
whois.jprs.jp
Whoisを正確に登録しなければいけない理由
トラブルが発生したときにインターネットの利用者同士が連絡しあって、自律的にトラブルを解決できるようにするため
レジストラでは、個人がプライバシーを守るためのWhois情報公開代行というオプションサービスもあり
レジストラが倒産したらドメイン名はどうなる?
レジストリが最長1年の登録・更新しか受付していない場合、
ドメイン名を使う人とレジストラの間で10年の契約を結んでいても、実際は裏側でレジストラが1年ずつ更新の手続きを行なっていた
そのレジストラが倒産して他のレジストラに移管された場合、引き継いだレジストラに改めて登録料が必要になるという事例があった
DNSの仕組み
ネームサーバ
電話帳のような役割を果たす
フルリゾルバ
秘書のような役割を果たす
ドメイン名に紐づくIPアドレスを調べる。一度調べると一定期間はそのドメイン名とIPアドレスを記憶(キャッシュ)する
ゾーンと委任
DNSは「1台が何もかも知っている」という集中管理ではなく、「いくつかのネームサーバに聞けば答えに辿りつく」という管理権限の分散された仕組みになっている
ドメインごとに区切った範囲をゾーン、自身が任されているゾーンを分割して、その一部を他のネームサーバに任せることを委任と呼ぶ
リソースレコード
ゾーンの中にある、「ドメイン名とIPアドレスの紐付け」ひとつひとつのことをリソースレコードと呼ぶ
Aレコード ・・・ ドメイン名に紐づくIPアドレス
NSレコード ・・・ ドメイン名のゾーンを管理するネームサーバ
MXレコード ・・・ ドメイン名に紐づくメール受信サーバ
TXT(SPF)・・・ このドメイン名のメール送信サーバ
SOA ・・・ ドメイン名のゾーンの管理情報
CNAME ・・・ このドメイン名の別名でリソースレコードの参照先
※この他、AWSのネームサーバ(Route53)を使用したドリル、digとwhoisを実際に叩いて学ぶ、トラブルシューティングの説明もありますぜ